昨日のジャスミン、今日のダージリン。

日々のエッセイのようなもの。

2023/01/09

評価について

  • 例えば、Amazonで売っているフライパンに「テフロンがすぐに剥げる」と批判をするのは理解できる。なぜならテフロンが剥げやすいフライパンは誰にとっても共通してテフロンが剥げやすいフライパンであるからだ。使う人によって剥がれやすかったり剥がれにくかったりすることはない。

  • しかし、映画や本は見る人によって感じかたが全く異なる。100人いれば100人が違う理解をするものだ。そういったものに対して悪い評価を口にすることには、全く意味が無い。

  • さらに映画や本は、フライパンのように工場で機械によって大量生産されるものではない。どんな作品にもその背景には作り手がいて、鑑賞者にとっては何てことない作品も、作者にとっては沢山の思いを詰め込んだ大事な作品である。

  • そんな人間の魂がこもった物には敬意を払うべきだ。面白くないと思ってもすぐに投げ出さず、作者がどんな思いでその作品を作ったのかを、鑑賞するからには理解しようと努めるべきだ。

  • 理解に努めた結果面白ければ、レビューサイトで作者を称賛したり、感謝したりすると良い。もしそれを作者が目にした時には作者も嬉しい気持ちになるだろう。

  • 面白くなければそのまま放っておけば良い。誰にも何も言わず心のどこかに置いておいても良いし、いっそ忘れて何もなかったことにするのも良い。偶然、自分には合わなかった作品なのだと諦めてしまうことだ。


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今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
「評価を得る」という言葉があるように、評価には元々は褒める意味しかなかったのだろうと思います。